さて、ようやく仕上がった今年の箱シリーズ。4点目です。
下地のフルイドアートがいい感じになってくれているので、イメージも決まりやすいですね。それに、マスキングテープを使うようになってから特に描く面白さが増しています。
技術で真っすぐな線を描くというほうがいいのかもしれませんが、わたしは面倒くさがりというのと、グラデーションを出したい部分があったり、ペタッと塗り込みたい部分があったりするのでね、道具を使って描くほうが合っているのですね。
いろんな描き方があって、いろんな表現があるわけです。どれが正解、不正解というわけでもないですからね。次の下地も出来ているので、今年中にはもう1点は描き上げたいです。
わたしの場合は、特に新しいことをしようという思いもなく、技法を追求しているわけでもなく、どうすれば「今」が描けるかという感じなのですね。とはいえ、感情的に書いているわけでもなく、過去の作品も現代の作品もいろいろと観ながら影響はされているのだろうとは思います。(それが画風に出るかどうかは別としてね)
ただ感情をぶつければいいとも思っていないので、ある意味ではフラットな状態で描いているかもしれませんね。だからといって、「今の流行り」を飲み込んでいるわけでもないのですけれどもね。時代を読むとか、そういうのは多分、いろいろと敏感でなくてはできないことでしょうしね。
まあ、そんな感じでも描いてゆける時代に生まれて描くことができるのですから、嬉しいことです。
さて、それでは、次の制作へと移りましょうかね。
ではまた!
福 水琴
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